不動産投資の始め方は?目標設定、初期費用、勉強方法などについて

あなたが、不動産投資に興味がある、もしくは不動産投資を始めたいと思っているなら

「不動産投資を始めたいけど、まず何をしたらいいの?」

と悩んでいるかもしれませんね。

特に、不動産業界とは無縁のサラリーマンにとっては、物件選びやローン返済のシミュレーション、不動産の勉強など、やるべきことが多すぎて戸惑う人も少なくありません。

今回は、不動産投資の目標設定の仕方、他の投資との比較、不動産投資に必要な初期費用、勉強の仕方についてお話しします。

不動産投資の始め方を理解し、明確な目標を設定することで、スムーズに不動産投資を始められるようになります。

目次

目標設定・他の投資との比較・費用を知る

不動産投資を始める前にやっておくべきことは、大きく3つあります。

不動産投資の目標を設定する
不動産投資と他の投資を比較する
不動産投資にかかる費用を知る

この3つのステップを踏むことが重要です。

不動産投資の目標を設定する

まず、なぜ不動産投資をしたいのかを明確にしましょう。

例えば、「将来の年金代わりに定期収入を得たい」、「定年後に月20万円の不労所得を得る」という具体的な目標のように、年齢やライフステージによって不動産投資の目的は様々でしょう。

賃貸経営においては、会社でいうところの「企業理念」を確立し、20年、30年と続く賃貸経営の礎を築くことが重要です。

他の投資と比較する

投資といっても、不動産投資、株式投資、投資信託、FX、貯蓄型保険、その他の金融商品など、さまざまな種類があります。

上記で設定した目標が、不動産投資で達成できるのか、現実的に考えてみましょう。

不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン型」と位置づけられ、投資期間が長く、安定性が高いことが特徴で、長期間に渡って安定した利益を得たい人向けの投資方法です。

利回りの高い物件でも利回りは10%前後なので、年150%のリターンを得たい人には不向きです。

大きなリターンを得るためには、FXや海外株式投資など、リスクの高い投資に挑戦する必要があります。

投資のリスクとリターンは比例するので、ハイリターンを得たいならハイリスクを覚悟で、リスクを抑えたいならローリターンで投資する必要があります。

「自分がどの程度のリスクを許容できるか」「どの程度の資金を投資できるか」をよく考えて、投資商品を選ぶことが大切です。

また、設定した目標が、不動産投資によって達成できるかどうかをよく検討した上で、投資方法を決定する必要があります。

自分一人では判断できない場合は、ファイナンシャルプランナーや不動産会社に相談することで、今後の方向性が明確になることもあります。

不動産投資にかかる費用を知る

不動産投資にかかる費用には、頭金や不動産取得税、登記費用などの初期費用と、管理会社への委託費、修繕費などの維持費(ランニングコスト)があります。

不動産投資を始める前に、初期費用として現金を用意しておくようにしましょう。

融資審査では、金融機関は申込者にどれだけの返済能力があるのかを判断します。

会社役員や上場企業の社員、社会的信用の高い専門職(医師、弁護士など)であれば、少ない自己資金でフルローンや初期費用ゼロで審査が通る可能性があります。

自営業で売上が不安定な場合は、自己資金を多めに用意する必要があります。

一般的に会社員の方は社会的信用度が高いため、審査に通りやすい傾向にあります。

また、購入後の物件の維持費がどのくらいかかるかを見積もっておくことも重要です。

例えば、物件価格が1,500万円で利回りが6%の場合、年間の家賃収入は90万円ですが、経費が年間30万円かかると、手取りは60万円、実質利回りは4%となります。

経費を含めた利回りを「実質利回り」、経費を含めない利回りを「表面利回り」と言います。

不動産会社が提供する物件情報には表面利回りが記載されていることが多いので、年間経費の額や実質利回りを聞いておくことが大切です。

年間利回りは初期費用や維持費によって変動し、ローンの返済計画にも影響するため、購入時に収支のシミュレーションをしておくとよいでしょう。

初期費用が足りなくなることが予想される場合は、まずは貯蓄から始めましょう。

不動産投資の知識を身につける

不動産投資を始めるには、オーナーとして物件選びの知識を身につけることが大切です。

情報を得るには、本記事のようなインターネットのコラムや、大家さんのブログ、書籍、セミナーなどを利用するとよいでしょう。

物件の探し方、不動産会社の選び方、融資の審査など、不動産投資で身につけるべき知識はたくさんありますが、効率的な情報収集方法として、書籍や不動産会社のセミナー、コラムをおすすめします。

セミナーの最大のメリットは、不動産会社やオーナーの生の声を聞けることで、初心者向けやワンルームマンションに特化したセミナーなど、様々なセミナーがネットを含め各地で開催されています。

コラムは初心者向けの情報から、節税、確定申告、ノウハウなど多岐にわたります。

情報の中には精査されていないものもあるので、書籍やセミナーと並行してコラムを活用するのが望ましいです。

書籍は主にオーナーや不動産会社、税理士など様々な著者が出版しているので、多角的に不動産投資について学ぶことができます。

まとめ

不動産投資は、目標を設定し、他の投資対象を比較し、コストを把握することから始まります。

この3つのステップで不動産投資の基礎を固めた上で、書籍やセミナーで知識を身につけましょう。

知識が身についてから、不動産会社訪問や物件選定など、本格的に不動産投資をスタートさせましょう。

まずは知識を身につけることを優先して下さい

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